【本紹介】起業失敗の法則
http://ameblo.jp/1358ttttt/
ブログで本のレビューを書くにあたって参考にさせていただきました。ありがとうございます。
かんたんな紹介
まだ読んでないのですが『カッコ悪く起業した人が成功する』の著者の方が書いた本であります。内容としては破産から再起した社長だからこそ知っているビジネスの「極意」が中心で、
自分も良く読んでいるビジネス書に書いてある
・「好きな事で起業しろ!」
・資本金は1円からでもスタート出来る!
・今売れている店に営業をかける
等の定説をばっさばっさと斬り捨てています。これは面白かったです!
気になった所
- 「やりたいこと」で起業してはいけない
これ確かにそうですね。。。最初は夢を語っているうちに何でもやれそうな気になってしまいがちですが、
実際に作ってみて「何で売れないんだろう?」という事になりかねないので。
また、別項でも書いてありますが自分が儲けよう儲けようと思っている限り起業はうまくいかず、
むしろ「客を儲けさせなければうまくいかない」と書いてあります。
近江商人の考え方では「三方良し」という言葉があり、
①まず客を喜ばせることという事らしいです。ここまで割り切って考えられるようになるには中々難しいっすね。(汗)②多くの客が喜べば、それは社会が喜ぶ事になる
③社会が喜んでくれれば客が増え、その結果自分が喜ぶ事が出来る
- 口コミ効果に期待してはいけない
アレもタブーなのだそうです。
人の噂は、
悪い噂→頼んでもいないのに尾ひれが付いてどんどん拡散されていく「これ、誰にも言わないでね。」良い噂→例えば友人に依頼して「わかった。広めとくよ」という言葉に期待しても本当にその通りに広げてくれる事はほとんどない
というように、良い噂というのはよっぽどの事が無い限り拡散する事は難しい。
そこで、口コミ効果を広げる為に、うまく人の心理を利用したフレーズがあります。
こう言われると、後で「これ、誰にも言わないでね。」と他の人に教えたくなってしまうものです。
一度禁止されると、余計に話したくなるものなので、口コミで伝えてほしい情報をあえて「内緒話」として伝える事で、思いのほか早く噂は広がって行きます。
- リーダーシップは他覚である
具体的にリーダーに求められるのは
①何の為に、を自分の頭で考えて、すべてのメンバーに理解させる能力。②どこへ向かうか、
③その結果を得ることがどんなに素晴らしいか
つまり、グループのメンバーに夢と現実を明確に伝えて、全員を「その気」にさせる能力と解釈できる。
- ●経営者に求められる5つのこと
→自分の分野のプロフェッショナルになり、狭く・深く経験と知識を得ること。
②なすべき事に向かう緻密な計画を立てる
→未来から現在に逆戻りをさせなければならない。
そのために毎日、その日の終着点へ向かうレールを敷き、逆算して時間配分をする
③多くの人が賛同する大きな可能性を捧げる
→計画の終着点は「経営上必要な数値の少し上」へ設定する。
- 10を目標にすると、7〜8を達成出来るとすると、10を達成させる為には
12〜13を目標にしなければならない。 - チーム以外の人たちに協力を求める事が多々出てくるため、大きな可能性を目指す目標を持ち応援してもらう。
→経営者は従業員にたいして、目標に対して「確実に一歩一歩進んでいる」感を出す事が大切。(今やっている事が徒労だと思わせない)
→途中のチェックポイント毎にグラフや図形を用いて成果を目に見える形で共有する。
⑤従業員の責任を負う
→社長や上司の本当の仕事は部下の「手伝いをすること」である。
成果の上がらない部下は、その人の能力が劣るのではなく社長の手伝いが足りないという事になる。
感想
本屋で気になって5秒で買う事を決めた本ですが、意外と面白かったです!何より、今まで漫然と読んできた内容の否定が多く、「なるほどな」と気づかされる事が多かったです。
「リーダーシップは他覚である」とかはチームへの気配りと貢献の積み重ねでしかそれが測れないと思うので、
勉強すれば何とかなるものではないし、セミナー行きさえすればいいという考えも浅いんだなと。
一言
いつも読書メーターで登録していただけですが、(最近、バイアウトされたみたいですね。。。赤星さん、お疲れさまでした。)
これからはこんな感じで読んだ本のまとめをして行ければと思います!!
では!!!